よかった、重松清

Catalyst2005-04-17


敬遠していたのだが、思い立って重松清を読むことにした

エイジ (朝日文庫)
ナイフ (新潮文庫)
日曜日の夕刊 (新潮文庫)
エイジ
ナイフ
日曜の夕刊

の3冊を一気に読んだ。

結構、いいじゃないか。というのが正直なところ。

以前、半パン・デイズ を読んで、
貧乏・重い・古い
と思い、敬遠していたのだけど、
確かに、重いが、古くはない

どの本も、
いじめや、つまらない教師・学校
家庭のいざこざ、成長することへの嫌悪、
不登校、暴力
など、「今」の中で生きている子どもや親たちが描かれている

子どもだけではない、親たちも大変だ

3冊の中では、
エイジがいい。
ナイフの中では、
ワニとハブとひょうたん池で
が好き。

どの話も、最後に明るさがあり、
決して問題は安易な解決にはならないのだけど
それでも一歩、前に行こうと思わせる

悪くなかった。
時間を置いて、もう少し見てみようかと思った

さて、今晩からは、
湯本香樹実
伊集院静
桂望実
が待っている

写真は、散歩の途中で撮った新緑と陽光