ローズマリーとメジロ

◆昨日の雨でベランダが潅水!引越し以来、初のピンチ!
1ヶ月ほど前の大風の日に我が家のローズマリーの鉢が倒れて、小石がこぼれてベランダの排水溝に詰まっていたのか、昨日の雨が排水溝に流れずデッキの下でたまってしまい、ウッドデッキを歩くとピチャピチャと音がするような状態になっているのに気づいたのは昨夜。さすがに暗い中で作業をするのもなんなので、今朝6時に起きるやいなや、水汲み作業開始。お風呂の湯をくみ出す小さなポンプで雨水を吸い込んではバケツにあけて、バケツの水を洗面所へ。往復すること30回。ようやく音がしなくなる。管理人さんにお願いして管理センターのエンジニアに来てもらう。どうも、小石が原因というよりも屋上の水を排水溝に流すパイプと我が家のベランダ排水溝の取り組み口との間が狭く、そこに石が詰まった状態だったらしい。パイプをすこし上に上げると一気に水が流れていった。やれやれ。


◆我が家のローズマリーは小枝状態で1986年、つまりNY暮らしから帰国した直後に購入したもの。以来、横着な私の放任主義と日当たりの良さですくすく育っている。けなげな木で、日当たりがより良い家に移ると一気に花を咲かせる。今回も横浜の西南向きベランダから東京の南向きベランダに移ったおかげで花盛り。結婚してからずっと一緒にいたので、まさしく”我が家の木””シンボルツリー”。さすがに20年ものになったので、次世代候補としてトスカナブルー種を購入したが、”我が家の木”の白っぽい花は、いかにも乾燥した土地に咲く花らしく風情があって好きだ。この家に移ってから根元のあたりにこぼれ種から芽が次々に出てきている。今までにはなかったことなので、ジフィーポットに移植して育てているが、今のところは順調。春になったら鉢に植え替えて、万が一の時に備えている。こういう強い生命力も私の好み。


◆ベランダ潅水事件もおさまって、リビングのソファーでのんびりしていたら、なんと、ローズマリーメジロが2羽やってきて、花の蜜を吸っていました。なんとまぁ。メジロの色とローズマリーの薄黄緑の葉の色が同系色で、小枝の狭間に入ると見えなくなるくらい。そうかぁ、こうやってメジロローズマリーの受粉の媒介者となり、そして種が鉢の地面に落ちて芽が出てきたのかぁ。納得。


◆調べてみると、ローズマリーの寿命は20年とも33年とも言うらしい。これからもすくすくそだってね、ローズマリー