エルメスのスカーフ

Catalyst2009-02-22

◆友人からのメールに「ところで、女性の人事の間でスカーフが流行ってるの?」というくだりがあり、思わずプッとふきだした。彼女のメールの背景は、あるインタビュー記事で人事の女性がスーツ・シャツ・スカーフを着ているのを見て、人事をしている私が同様のスタイルであることを思い出したことによる。私もスーツにシャツ、スカーフというスタイルが基本になっている。


◆スーツにスカーフというスタイルは、「人事」に多いわけではなく、企業で働く女性、とくに管理職、さらに言うとスタッフ系管理職に多いスタイルだと思う。企業で働く女性もやはりスーツが基本。黒やグレー、紺を基調とするスーツにシャツが基本になるのは男性と同じ。男性と比べてシャツのバリエーションは多いが、とはいえ形はベーシックなものが多い。首まわりがさびしいがアクセサリーはパールや細いチェーンは許容範囲としても、主張が強いアクセサリーはビジネスには相応しくない。そこでスカーフの登場。あらたまった雰囲気になることが管理職の女性に受ける理由。色、柄などバリエーションが多いのも心強い。男性のネクタイと同じことだ。男性がシャツの上にネクタイをするのに比べて、女性のスカーフは直に肌と接するので、シルクスカーフに汗は禁物、外回りが多い営業系の女性よりも、内勤を基本とするスタッフ系の女性管理職のスカーフ着用率(計算してないけど)が高い理由はここにある。「人事でスカーフが流行っている」というのは、内勤女性管理職が人事を担当していることが多いということなのかもしれない。(アメリカでは人事管理職の大半は女性)


◆私もスカーフを愛用している。スカーフはエルメスと決めている。しっかりした生地が使い込むにつれて馴染んでくる。色柄の美しさは言うまでもない。私がエルメスのスカーフを着用し始めたのは15年ほど前に海外事業を担当することになってからだ。当時、グローバルで活躍していた有名な女性経営者が常にエルメススカーフを身に着けていたことと、頻繁に海外出張をするようになって国内よりも安価で購入できたことによる。この5年は担当が変わって海外出張はなくなったので気安く新柄購入とはいかないが、それでもスカーフは愛用している。スーツ・シャツ・スカーフというスタイルは、ウエスト周りがスッキリしていることが肝心。緩んできたウエスト周りを絞るために、今日もジムに行かなくちゃ。