だれかが風の中で

Catalyst2008-02-13

市川崑が亡くなった。彼が監督をした『木枯らし紋次郎』が大好きで、毎週テレビを見ていた。中村敦夫のはまり役、クールなところがコドモから大人になりかけの私にとって、とてもカッコよかった。木枯らし紋次郎を最初に教えてくれたのは恩師。勉強の合間に話してくれたのだろう、何がきっかけだったか、今は記憶にない。


◆「あっしには関わりがねぇこって」のせりふがカッコいいという話をしたときに、
関わりがないと紋次郎のように言えたらいいなぁと、テレビをみている大人はそう思ってるんだよ、でも結局、紋次郎は関わることを選ぶでしょ?圧倒的に立場が悪くなっているのに、それでも立ち向かっていくじゃない、だからカッコいいんだよね。
そんな話をしてくれていたように思う。


◆恩師の友人が奥様の葬儀ほかの手配を整え、恩師は病院から外出許可をもらい、歩くのもおぼつかない体で葬儀にでたとのこと。
「紋次郎には、につかわしくないと思いつつ、やるべき事を淡々とこなすだけだと、今は事後処理にとりくんでいます。」とのメールが今朝、届いたところだった。


http://www.asahi.com/obituaries/update/0213/TKY200802130274.html