恩師その後1

Catalyst2007-03-23

◆帰省にあわせて恩師のお見舞いに行く。恩師の状況は、1月に緊急手術を行い、その後体調は良くないが精神的には落ち着いているとのこと。一方、奥様は20年前に完治した乳がんが骨に転移し、良くない状況。恩師から23日はCTを受けるので24日に来るようにとメールが届く。お見舞いに春の花を花束にしてもらい、もって行く。


◆恩師から生前葬への招待をいただいたのは2005年9月末。8月に肝臓癌で余命半年から1年と診断されたので、お世話になった人を招いて生前葬を行なうので来てほしいというもの。
ことの重要性に驚き、死を認めたくないばかりに返信を出すことをためらった挙句にようやく出席すると返事を出したのは10月初旬。なかなか出せなかったのは、自分自身が先生の死に向かい合うだけの覚悟が出来なかったからだ。
返信を出したとはいえ、11月初旬に先生から連絡をいただいては涙がとまらず動揺してしまうような状況だった。
そして、先生の生前葬に出席したのは11月下旬。
思いで深いタンネでコーヒーを飲んで実家に戻り、タンネの灰皿をお礼に送る。あれ以来、3ヶ月に2通程度の手紙のやりとりをし、先生の好物のアップルパイを送ったことも。