聖書の歴史

◆娘が学校で読んでいる『聖書の歴史』を読む。
私自身はクリスチャンではないので、聖書は一般常識程度の知識を持っているだけ。そんな私でも、この本はとても興味深くよんだ。これは、旧約・新約聖書の物語を実際の地図や写真をあわせて一つの話として紹介するというもの。モーゼの脱エジプトでたどったルートがとても遠回りの道を取らざるを得なかったことや、ダビデやソロモン、ヨハネとイエスそしてその使徒たちも、初めて一人の生きた人として認識できた。本書の口絵に、「聖書の人々が活躍した土地は、全世界からみるとほんの狭い地域にすぎない」と地図とともに書かれている。この狭い地域が3つの宗教の聖地とされ、紀元前から今も、争いが続く地域であることを改めて認識させられた。良書。
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