振り返り③ 夏休みに効いたもの
◆中学受験*1振り返りシリーズです。
夏休みはどの塾も長時間講習や合宿などがあり、それまでのんびりしていた子どもたちを否が応でも”受験生”気分にしてくれます。この夏の期間は、まとまった時間が取れる最後の機会です(冬休みもありますが、あの時期にやれることは限られているので、夏休みが実質的に最後と思ったほうがよいと思います。)9月に学校が始まると、塾と学校とで時間が取られてしまい、塾の勉強以外のことをすることは難しいもの。とはいえ、この時期に理社に時間を割いても、どうせ忘れてしまいます。過去問もまだ早い。理社は直前でも成績があがるが、後からでは間に合わない算数強化こそ夏にしよう!と考えた我が家が一年前にしたことは、
- 算数の全範囲を繰り返し、ひたすら基礎を固めること
- 不得意科目や、不得意分野をなくしてしまうこと
- 「勉強したなぁ〜」と本人が実感するほど、勉強すること
でした。
◆塾の夏季講習は午後から夜にかけてあったので、家での勉強は朝〜午前中いっぱいまで。まず、朝は普通に起きて食事。午前中は算数をひたすら復習。6年の前半で算数のすべての単元をすませていて、夏期講習はその復習。そこで、午前中の自宅学習では、塾の夏期講習で復習するよりも前にその単元をさらっておくことにポイントを置きました。こうすると、6年の前半でやったことを自宅で振り返り、さらに塾でも振り返ることになります。6年の前半にやったとはいえ、忘れていることも多く、午前学習で整理してから塾の講習を受けることで、理解が深まったようです。算数の基礎がきちんとできていると、これにともなって計算を必要とする理科の成績もあがります。理社に関して自宅学習で行ったのは、塾のテストスケジュールにあわせてメモリーチェックを毎日4ページほどをさらいました。(メモリーチェック、通称メモチェは後々も、さっと振り返って勉強をするのにとても便利でした。ちなみに塾のメモチェテストで間違ったところは、復習しました)
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◆あとは、常日ごろから「夏休みはこれから何度もくるけど、人生の中で死ぬほど勉強をしなくちゃいけない夏休みは2回ある。1回は大学受験の夏休みで、あと1回はこの夏休み」と繰り返し話していました。本人もしっかり自覚していたようで、夏休みは本当によく勉強していました。とはいえ、勉強したからといって、すぐに成績が上がるわけではないのが算数や国語。本人の充実感が高いだろうということは予測できただけに、すぐに結果に結びつかずにがっかりさせるのは避けたい。そこで、あらかじめ「9月の模試ではすぐに成果はでないだろうけど、それでいいんだよ。算数は後から効いてくるからね。」とも話していました。
◆受験から半年が過ぎましたが、先日も娘と、受験勉強で何が一番効果的だったかという話をしたところ、本人いわく、
- 夏休みに必死に勉強したこと
- 冬も朝早く起きてしっかり勉強したこと
の二つをあげていました。いたずらに難問やテクニックに走らず、基本を固めていったのが、うちの場合は良かったようです。
*1:うちの場合は、ごくごく平均的な受験生だと思います。すご〜くできる子はまったく違う夏をすごしているのだとおもいますので、ま、平均はこんなものかと思って読んでいただけるとよいかと・・・汗