やはりそうかぁ。

「心の病」抱える社員が増加、30歳代が6割
 6割を超える企業で「心の病」を抱える社員が増加傾向にあることが、社会経済生産性本部の実施したアンケート調査でわかった。

 同本部では「風通しがよく、何でも相談しあえるような職場環境作りが急務になっている」と話している。<略>
 調査結果によると、「この3年間で(社員の)心の病が増加した」と答えた割合は61・5%となり、2年前の調査に比べて3・3ポイント増えた。「心の病による1か月以上の休業者」を抱える企業の割合も74・8%に上った。

 心の病が多い年齢層は「30歳代」が61・0%と最多で、「40歳代」(19・3%)や「10〜20歳代」(11・5%)と比べ突出している。同本部では「30歳代の社員は仕事での責任が増す一方、権限が与えられる度合いは限られている場合が多く、心のバランスを崩しやすい」と分析している。
 <略>
 同本部では、「心の病を減らしていくには、成果主義や目標管理制度の導入で薄れがちな職場の横のつながりを取り戻し、責任を1人に負わせない環境作りが必要だ」と指摘している。

(2006年8月6日20時18分 読売新聞)

◆でも・・・
成果主義、目標管理制度の導入 = 横のつながりが薄れる
というのは安易ではないだろうか。

成果主義」「目標管理制度」極悪説には辟易している。うちの会社への取材依頼や問い合わせもこの類が多いが、大半がこの”極悪説”を前提に話をしてくる。マスコミは「目標」を設定しにくい業種だし、記者の仕事への評価なんてまさしくその代表。

「僕の今期の目標は一面スクープを月に1本あげることです」
「君の評価だが、半年でスクープ3本だから達成率は50%だね」

なんて会話が成り立つわけもなく(ちょっと面白いけど)。実感値が低いのではないかと思われる。リーマンである私としては、目標管理制度もなくてうやむやに評価されるほうがよっぽど気持悪いのだけど。



http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060806it12.htm?from=top