帰阪

◆土曜の朝、新幹線で関西に向かう。
日曜に催される恩師の生前葬に出席すべく、途につく。
今回は、月曜に休みを取り、
土曜は父の墓参り、日曜に生前葬に出席し、
翌月曜のフライトで戻るというもの
いつもと異なり、ゆったりしたスケジュール


◆父の墓は滋賀県にある。
米原で新幹線から在来線に乗り継ぐ。
空は今にも雨雪が降ってきそうな重い曇り空
在来線のホームは人の気配もなく、冷たい風が吹き抜ける。
かつての手洗い場と思しきところも
水道の蛇口もなく、いかにもわびしい。(写真)


◆さて、父の墓のある駅で母と落ち合い、タクシーに乗る。
いつも親戚に連れて行ってもらっているため
母も場所がわからない。
そうこうするうちに、大粒の雨が一気に降り出す
運転手もよくわからないらしく、無線で確認したり、
近くの同僚の家に寄るものの、まったくわからない。
ここかと、めどをつけた墓地の隣に、ようやく目的地を発見


◆迷っているうちに小ぶりになった雨がやみ、
タクシーを降りる時には晴れていた
私を可愛がってくれた祖父、叔父の墓とならんで、父の墓を見つける。
娘の写真を墓石に見せつつ、線香をあげる


◆待たせておいたタクシーに乗り込み、駅へ。
安土城跡を右に見ながら、京都を抜けて大阪に到着。