女性と仕事 2

子供を持つ女性の仕事の仕方として一般的なのは
子供を保育園に預けて、
さらに二重保育をする、
もしくはお迎えの時間までの限定勤務をするという方式でしょう。

私自身も、出産を考えた際にまず考えた方法はこれでした。
自宅近く、および、勤務地近くの保育園をリストアップし
全てに電話をかけ、状況ヒアリングをしました

電話の向こうで赤ん坊のヒステリックな泣き声が聞こえるところは
人手が足りないところだと考えて×をつけました。
また、まだ妊娠していないが将来のために話を聞きたいという私を
すんなり受け入れてくれた保育園には実際に訪問し、
育児方針や運営詳細についてヒアリングしました

よい保育園にめぐり合うということは
なかなか難しいことだというのが
そのときの私の実感でした。

私自身は保育園で育ちました。
私の母は仕事をしており、出産を機に退職するものの
ひと段落したらまた来て欲しいといわれ、
勤務地の近くにある保育園に私を預けました。
母の仕事が忙しい時は、同僚に私を迎えにいってもらい
会社で遊ばせながら残務を片付けたそうです。
なんともよい時代だと思われるでしょう。

その後、母は再度退職し、私の6年下に弟を生みます。
弟は生まれたときからずっと母がそばにいて育てたことになります。

おそらく母は、私を保育園にあずけ、人工乳で育てたことに
いくばくかの罪悪感と、不完全燃焼感を覚えていたのだろうと思います。
それを払拭するかのように、弟は母乳で育て、手塩にかけて育てました

私自身に保育園で育った孤独感はまったくなく、
まして人工乳か母乳かの区別もつくわけもないのですが
長じて私が反抗期になったときに、
「やっぱり母乳で育ってない子はキツイわ」と
関西弁で母が言っていたことを覚えています
(そのときは、なんのコッチャと思っていたのですが)

私と弟を比較すると、
社交性のある私に対して、弟は内向的です。
「やはり子供は保育園で育てるべきだ」
というのが中学時代からの私の持論でした

これは多分に溺愛された弟への反感だったのでしょう
子供と親との関係性は難しいものだと思います