女性と仕事 1

女性が働く上で、避けてとおれないのが出産です

私の場合は、いわゆるマル高で娘を出産
法定産休の期間だけ仕事を休み、
生後3ヶ月の娘を主人の実家に預け
以来9年間、
週末に2時間をかけて夫の実家に行き、
娘と一緒に週末を過ごし、
日曜の朝に自宅に帰り、
月曜の朝に出社するという生活を選択しました

このようなケースは一般的ではないけれど
決して特異な例ではありません
私の育児スタイルを聞き、
「私もそうやって育てられました」という女性もいましたし
また、同じように両親に子供を預けたものの
両親が海外勤務となり、結果、子供を「輸出」してしまった例も知っています。

大事なことは、一般的かどうか、ではなく、
自分をはじめ周囲にとって、それが自然かどうか、無理がないかどうか
また、自分が「選択」した結果に対して、向き合う勇気があるかどうか
なのではないかと思います

子供を育てながら仕事をしようと思う女性に対して
社会も、会社も、同僚も、上司も決して優しくはありません
多くの困難が付きまといます。

私自身を振り返っても
「あなたの母性はどこにあるのか?!」
と男性に酔った勢いで聞かれたこともありましたし
「実験だね」と言われたこともあります。

とはいえ、私の母性があろうがなかろうが
それは私の問題であって彼の問題ではありませんし
選択した結果が失敗であろうと、成功であろうと
向き合う決心はついていましたので、さほど動揺はしませんでした。

現在、娘は11歳になろうとしています。
小学3年生から一緒に暮らすようになりました。
娘は、変わった環境で育ちましたが、
祖父母の愛情を一身に受け、のびのびと育ちました

ここまで娘を育ててもらった
両親にたいする感謝の気持ちは、いうまでもありません

出産と仕事を、どう折り合いをつけていくのか
どちらにどれくらいの比重をかけるのか
それはとりもなおさず、その人がどう生きて生きたいのかであり
千差万別であって当然なのだと思います。