雨ですね


◆今日も昨日に引き続き、雨。この数日が季節がかわる境界線になりそうですね。雨なので水やりはしないものの、鉢の見回り。一昨日は強風だったので伸びた枝がしなって折れる危険性や、鉢が倒れる危険性もあったので、降り出した雨の小やみを見計らって、エブリンやシャリファアスマといった枝の細いバラをフェンスに仮誘引して枝折れを防止、シャルトルーズドゥパルムや芳純のように枝は太いが横張りで左右に枝が広がっているバラはフェンスに近づけて風で鉢が倒れるのを防止。ミニバラやパットオースティンも風が吹き付けない場所に移動させました。おかげさまで被害はなく、やれやれです。

◆今日は風がないので、傘をさして鉢を点検。ミニバラは2日の間でも新芽がでてくるので、芽かきをしました。ミニバラ赤・ピンクともにベーサルシュートを発見。去年はなかったのですが、今年はいい感じです。確かな証拠があるわけではないのですが、週に1回で行っている木酢液の土壌散布がきいているように思います。木酢液は週1で土壌に散布すると同時に、ミニバラ3鉢については葉にも散布しています。もともとミニバラは他のバラと比べて病害虫被害にかかりやすいように思います。これはミニバラそのものの特性もあるでしょうが、発芽力が旺盛で、芽かきのタイミングを逃すと、あっという間に枝葉が密集してちょっとした被害が一気に広がりやすくなることも関係していると思います。「ミニバラが健康であればそのバラ園はよく手入れがされているということ」という一文をバラ栽培の本で読んだことがありますが、本当にそうだなと実感します。(言い換えると、イングリッシュローズがいかに手がかからないかということでもありますね)

◆ミニバラピンクは枝の剪定がうまくいって、一定の高さに枝が育ち、枝葉も混み合わず綺麗な立体に仕上がっているのでこの状態を保つことを念頭に芽かきをしていれば病害虫被害もなく、葉も花も健康に育っています。パルマは1つの鉢に10本近い株が寄せ植えになっているため、鉢の中央部の空間を保つことが大切。内側にむいて出てきた芽はすべて削除しています。また10本近い株の中で弱い株が1-2株あり、この弱い株からハダニやうどん粉の被害にあいます。この弱い株を中心に丁寧に点検して、被害を見つけたら即削除することと、中央空間をキープすることで健康を保つことができています。問題はミニバラ赤。

◆このミニバラ赤はどうも難しい株で、芽が混み合いがちで、かつ、まだ芽が小さいと思っているうちにあっという間に長い茎を伴った葉がでます(というように見えるのは私の観察が週1回程度になりがちだからなんですけど)。すぐに枝葉が混み合い、全葉に病害虫被害が広がり、結果、被害にあった葉を落とし、枝を剪定せざるをえず、大きくなったと思うと刈り込まれて小さくなるということの繰り返し。ミニバラは3鉢あるのに、いつも赤だけ調子が悪く、土も固いという状態が続いていました。木酢液を使うようになって、ミニバラを中心に散布していたのですが特に赤は念入りに散布していたところ、土壌が柔らかくなり、割り箸もすっと入るようになりました。どこまで健康回復できるか、様子を見ていきたいと思います。