Have the courage to follow your heart and intuition

Catalyst2008-01-04

ジョブズスタンフォードで行った卒業式スピーチがあったなぁと、思いだし読み直してみた。(2005年の話)

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
Don't be trapped by dogma -which is living with the results of other people's thinking.
Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
・・・略・・・
Stay Hungry. Stay Foolish. And I have always wished that for myself.
And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.

Stay Hungry. Stay Foolish.

で終わるわけだが、やはりジョブズは圧倒的にカッコいい*1



◆ふと考える。とはいえ、これはとても難しいことを要求しているのではないか。他人の作った”べき論”や価値観に振り回されずに、自分の心と直感に従う勇気を持ち、結果的にそれが周囲から見たときに、「ガツガツしちゃって」「いつまでたってもコドモだね」といわれようと、どうってことないじゃん、ということだなのだから。これの何が難しいかというと、
1 それは、本当に自分が欲しているものが「ある」ことを前提としていること."have the courage to follow your heart and intuition"といわれて、あらためて自分の心や直感が求めているものに耳を傾けたら、何も求めてなかったというケースの方が多いと思う、普通は。自分の心や直感に耳を傾けずに押し殺していたら、いつの間にか聴き取れなくなっていることがある。自分の心や直感に耳を傾けるには訓練が必要だ。

2 それがあったとして、実行をためらわせるものが周囲の雑音だったり、常識だったりするならば、そんなものは蹴っちまえということだが、1の希少性から考えると大きな話ではない。しかし「変であること」「常識からはずれること」を良しとするシリコンバレーにおいても難しいとしている、況んや日本においておやだろう。


◆このスピーチを読んで改めて思うのは、「将来私はこうなる」とか、「これを成し遂げるぞ」といった大きなことでなくてよくって、少なくとも、「これは違うだろう」とか、「こっちのほうが気持ちいいじゃん」といった自分の「直感」や「気持ち」には正直でいたいと思う。それが結果的に周囲から顰蹙をかおうと、どう思われようと、そんなことはどうでもいいっ、と胸をはっていたいと思う。


◆そんなことを思いながら今年を始める。

*1:ちなみにビルゲイツもハーバードで卒業式スピーチをしたが、これはむちゃくちゃダサイ