ゲド戦記
◆「ゲド戦記」を見る。
シネコンで見たが、1日4回転で2スクリーンで上映しているものの、チケットが完売になった回はない様子。夏休みだというのにジブリものとしては異例の入りの悪さではないだろうか。私が見た回も、座席も半分ほどしか埋まらず、評判の悪さが入りの悪さにつながっているように思える。客層も子どもと年寄りが多く、若手が少ない。
◆見終わっての感想は、「それほど悪くはないじゃないか」というのが正直なところ。悪評を聞いていたので期待していなかったせいもあるだろうけど。ジブリの宮崎駿モノではない作品のレベルかなぁ。さすがにジブリのスタッフのレベルは高く、それなりの絵柄だし、声優陣もいつもの顔ぶれなので安心してみてはいられる。
◆わざとなんだろうけど、主人公のアレンが凶暴になるときに顔がゆがむのだけど、「どこかでみたなぁ」と、ずっと気にかかっていた。映画が進むにつれてアレンと父の関係や、いつも暗くて凶暴になるときだけ”狂気”じみてくるアレンをみているうちに、
「そうか、アレンはシンジ君なんだ」と思い当たる。
アレンって、碇シンジ君、エヴァンゲリオンなんだな。
◆もう一度見に行こうとか、DVDを買おうとは、まったく思わないけど、そこそこの映画でした。ちなみに、ル=グウィンの「ゲド戦記」とは別の話だと思ったほうが気が楽です。監督も映画を見たル・グウィンから、"It is not my book. It is your film.”といわれたと日記に書いてますし。*1
*2
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