アップルパイを送る

◆このアップルパイを恩師に送ろうと思う。
アップルパイは恩師の好物の一つ。生前葬http://d.hatena.ne.jp/Catalyst/20051120/1132717894)を主催した恩師は、その後も自宅で日々を過ごしている。あと半年か1年といわれたのが7月下旬から8月。生前葬を行ったのが11月下旬。


◆あれ以来、月に2通ほどの割合で手紙を出している。体に障るといけないので返信は無用とお伝えしたが、几帳面にはがきをくださる。そんなやりとりをしながらも、もしも半年であるならば、時間切れになるタイミングは2月。娘の受験報告をできる頃まで生きておられるだろうかと案じてみたり、電話や手紙が来るたびにドキドキしたりしている。


◆先生からの葉書によると、「元気」なのだそうだ。医師によれば、「予想よりも長生きするかも」ということらしい。すでに5月の検査予約もしたようだ。良かったと思う。多くは望まない。季節の移り変わりや、日々の暮らしを、すこしでも長く感じていて欲しいと思う。パパシュのアップルパイを食べて、私はとても幸せな気持になった。先生にも感じて欲しいから、送ることにしようと思う。