近頃の卒論

◆高校時代の友人がある大学で日本文学の先生をしている。彼からMLに投げかけ。学生の卒論テーマの作家について教えて欲しいというもの。彼の学生たちが選らんだ作家というのが、梨木香歩冲方丁神林長平小野不由美という面々。これらの作家が、漱石論、太宰論、賢治論、安部公房論などに混ざって卒論で取り上げられるらしい。友人は梨木香歩冲方丁も初見。学生から出された各作家の作品リストから、はてさて何をどの順で読めばいいのやらというもの。最近の卒論では、こんな人たちがもう取り上げられるのかと感心する。


◆最近の若手作家はなかなかに層が厚い。冲方丁西尾維新上遠野浩平、そして森見登美彦森見登美彦はいいなぁ。ご本人のブログも思わずぷぷっと噴出してしまう。竹林の覇者となることをお祈りしつつ、早く次作を出してねと願っている。