祖母対孫娘

◆夏休みに入る直前に、夫の母から孫である娘に対してハガキが届いた。
「夏休みはよい機会なので名作といわれる本をしっかり読みなさい、一緒に旅行をしたいので夏休みの予定を郵便で連絡するように、ウンヌン。」
娘はハガキを読みはしたものの返事を書くでもなく、週末ごとの電話報告はするものの、特に対応もしないまま7月末に。


◆中学のお友達8人で遊園地に遊びに行き、梅雨明けの日差しですっかり日焼けをして帰ってきた娘。祖母に電話をして遊園地の報告をしていたが、途中で「うん、あ、うん。」となにやら分が悪そうな声。


◆「おばあちゃんは何だって?」と電話を切った娘に聞くと
「外にいくなら帽子をかぶれ、手紙を書きなさいってさ」と娘。
「で?」
「おばあちゃんに『最近は電話というのもあるからさぁ』って言ったら、『そういう問題ではありません』と怒られたよ」と娘。


◆娘よ、おばあちゃんに逆らうには30年早いよ。40才過ぎてからだね、逆らっていいのは。それにさ、電話はさ、おばあちゃんが生まれる前からあったのだよ、最近じゃないの。出直しておいでね〜。